2013年1月30日
〈基調講演〉

宮端 清次氏
(元 株式会社はとバス 代表取締役社長)

倒産寸前のはとバス社長に就任。役人らしからぬ攻めのコスト改革・意識改革を断行し、同社を再建。短期間で復配に漕ぎつけた手腕は”経営幹部の行動学の鑑”とビジネス各誌で話題となる。はとバス再建時の失敗・挫折から得た教訓から「現状維持は破滅」と確信。企業・自治体の意識改革を説く。

1.はじめに~挫折・失敗から得た教訓

  1. 意識改革~全社員が危機感と使命感を共有できるか~
  2. リストラ(コスト削減)だけでは不十分~社員のやる気をひきださせるか~
  3. 「再建」は1年目が勝負~退路を断って率先垂範できるか~

2.「はとバス」の再建・再生と復配への道(平成10~14年)

  1. 全社員の意識改革
    「100-1=0」「100-0=200」
  2. 経営者責任の明確化と経営基本方針の策定
  3. コスト削減
  4. サービス推進策(安心、安全対策も含む)
  5. CS(顧客満足)・ES(従業員満足)・「なら」「しか」経営

3.不透明・不安の時代に行き抜くリーダーの役割

  1. 時代の変化とお客様のニーズ、ウォンツの把握
  2. 働く人たちの心の支えは何か~希望と誇り、達成感、充実感の共有~
  3. リーダーに求められているものは何か
  4. リーダシップとコミュニケーションの本質
  5. 企業は人なり~「人生は楽しい。でも楽じゃない」
    「逆境こそチャンス」「難有り有難し」「三やか」「信者づくり」「3CHマネジメントサイクル」
    CHANCE→CHALLENGE→CHANGE